ディジョンへ [観光・イベント]
さて、気がつけばもう1年くらい前のことになりますが、日本に完全帰国まであと2週間というときに、両親と最後のフランス旅行にでました。
窓口でしか使えず、イル=ド=フランス内での利用はできず、しかも使用期限がもうすぐ来るという、不便この上ないSNCFの高額Bonチケット(詳しい事情はこちら)があったので、それを使える旅にしようと決めた行き先は…ブルゴーニュ。
中でもヴェズレーという小さな村は、かれこれもう10年以上前から行ってみたいと思っている私の憧れの地でして、おそらくは人生最後の留学になるであろう今回の留学の最後を飾る場所は、もうココしかないんじゃないかと思ったのです。
ということで、日本にいる父に国際免許をわざわざ取ってきてもらい(ヴェズレーは車がないとちょっと行けないところにあります)、SNCFのチケットを取るときにレンタカーもちゃんと押さえ、万全を期しての旅になるはずでした。
朝早くに家を出て、無事電車に乗り込んだ10分後…。
ふだんもの静かな父が、突然、ものすごい大声で、「あぁぁぁぁ!!!」と叫んで私のひざを叩くではないですか。
どうせ大したことではないだろうと思いつつ、理由を聞いて、今度は私の顔がひきつる番でした。
なんと父、大事な大事な国際免許を私の部屋に置いてきたというのです(怒)。
ついに憧れの村に行けるという興奮と、初めてフランスを自動車で旅するという興奮とでハイになり、ご機嫌で喋っていた私は、一瞬でムゴンになりました。
宿泊するディジョンに到着後、SNCFの窓口の人にいろいろ調べてもらったのですが、ディジョンから行く場合、ヴェズレーは最寄駅から60キロ(!)、しかもその最寄駅はタクシーがそんなすぐにつかまるとは思えない僻地駅で、日帰りは不可能だということが分かりました。
ヴェズレーに行きたいならパリに戻ってから行くのがベストじゃないかな。ハハハハハハーと能天気に笑う駅員さんたちにお礼を言った後で駅前のレンタカー屋に向かい、日本の免許ならあるんですけどね~と軽く交渉してみたものの、アッサリと断られ(当たり前)、店を出たときはイライラもピークに。
このどこにもぶつけようのないイライラを解消すべく、父の払いで高くてすごくおいしいものを食べることに決めました。まぁこれまでも外食するときは全て父の払いだったのですが、それとこれとは意味が違います。
フレンチ嫌いで、ちゃんとしたレストランにあまり入りたがらない父も、この時ばかりは二つ返事でオーケーしてくれました(笑)。
ディジョン観光局でもらったパンフレットの中から、一番よさそうなところをと選んだのがコチラ。
Le Pre au clerc
ブルゴーニュ公の城館に面した広場にある一つ星のレストラン。
星付きレストランには今まで入ったことがなかったので、これが私の星付きデビューとなりました。
入り口はそれほど高級そうな感じはしなかったので(いい意味で)、完全ドライブ仕様(日焼け止めを塗っただけの完全すっぴん+完全帰国の暁には廃棄が決まっていた安靴&安パンツ)でもいいかなと思いましたが、店内はちょっと気後れしてしまうほど素敵でした。
お料理が来る前のお皿からして、こんなにきれい。
食事はワインがついた昼ムニュを注文(正確な値段は失念しましたが、40ユーロ以下だった気がします)。本当は本場のブルゴーニュワインでやけ酒のひとつでもしたかったのですが、他の二人が乗り気でなく、午後の観光がつらくなると説得されて断念。
先付け
前菜は写真を撮り忘れ。そして、
メイン
私が頼んだ仔牛のレバー
両親の頼んだ魚料理
他の二人が魚だったので、私は肉にしようと決めていたのですが、本日の肉はレバーとサービスの人に言われてちょっとひるみました。鮮度が気になったし(フランスのスーパーでは日本では考えられないくらい古くなった肉が普通に売り買いされています)、臭みを取ったり、レバーをおいしく食べるための手間ヒマを、フランス人がちゃんとかけてくれるか疑わしいと思ったからです。
でも頼んで正解でした。マデラ酒でしょうか。ほんのり甘いソースに半生のやわらかいレバーが合うこと。こんなにおいしいものがこの世にあったとは!
加熱して粉っぽくなったレバーは苦手ですが、絶妙な火加減のおかげでパサパサ感は皆無。しかもレバーが生臭いって誰が言ったんだと思うくらい完璧に臭みが取れていました。お肉特有の重さもないので、かなり巨大だったにもかかわらず、最後までおいしく頂くことができたところもすごい。技アリです。
そして最後のデザート
かなりの量でしたが、食の細い父も完食。やっぱりおいしいものは量も食べられるのですね。
どのお皿も繊細なのにひょろひょろとした気取った料理ではなく、骨太というかしっかりした料理で、そのバランスに感心しました。ディジョンに行くならここはオススメです。
さて、おいしいものを食べて父とすっかり和解した私は(単純)、その後ディジョンの町にあるふくろうマーク(ふくろうはディジョンのシンボルです)を適宜ふみふみしながら
ご機嫌でディジョン観光をしました(単純)。
この日はブルゴーニュ公の城館を利用したディジョン美術館へ。
地方ミュゼにしては大規模で、たくさん展示品がある見ごたえのある美術館でしたが、心に残ったのはブルゴーニュ公フィリップとジャンの巨大な大理石で出来ているお墓と、
なぜベロが出ている!?
「戦意喪失兜」と私がひそかに呼んでいる、まぬけ顔のかぶとの二点のみ。
ヨーロッパ各地にある(アートだけでなく武具や生活道具も展示してある地方Museeがねらい目です)こういう兜を見るたびに、私は思います。
これは、対戦相手の笑いをさそって戦力を減じさせるために違いあるまい、と。
このブルゴーニュ版の兜はやけに目が大きくあいていますが、武具としての効率を考えるならば、急所である目の部分はなるべく覆った方がいいはず。
それにもかかわらず、これだけ目の部分を大きく開けたのは、ふとした時に「あれ?こんなハロウィンのおばけみたいのと本気で戦ってるオレって、おかしくない?」と相手に思わせて、戦意を喪失させるための作戦なのでは…なんて、考えすぎでしょうか…^^;
ちなみに、私にヨーロッパの兜はおかしいと気づかせてくれたジュネーヴの兜はこんな感じの
タレ目がかわいいカブトでした。
ディジョン美術館を出たあとは、マスタードの老舗Maille本店へ。
マスタードの神とおぼしき木彫りが入り口を守る
素敵なお店でした。
マスタードポット
当時は完全帰国に向けて荷物を減らしている真っ最中だったので、お土産を買うつもりはなかったのですが、マスタードポットがあまりにもかわいくて、これよりさらに小ぶりのやつを買ってもらっちゃいました。
日本に帰ってみれば、からしはみんなチューブ入り。
カラシを食べる機会もさほどなく、この時買ってもらったマスタードポットは戸棚の奥で眠ったきりという悲しいオチ付きですが、思い出の品です。
窓口でしか使えず、イル=ド=フランス内での利用はできず、しかも使用期限がもうすぐ来るという、不便この上ないSNCFの高額Bonチケット(詳しい事情はこちら)があったので、それを使える旅にしようと決めた行き先は…ブルゴーニュ。
中でもヴェズレーという小さな村は、かれこれもう10年以上前から行ってみたいと思っている私の憧れの地でして、おそらくは人生最後の留学になるであろう今回の留学の最後を飾る場所は、もうココしかないんじゃないかと思ったのです。
ということで、日本にいる父に国際免許をわざわざ取ってきてもらい(ヴェズレーは車がないとちょっと行けないところにあります)、SNCFのチケットを取るときにレンタカーもちゃんと押さえ、万全を期しての旅になるはずでした。
朝早くに家を出て、無事電車に乗り込んだ10分後…。
ふだんもの静かな父が、突然、ものすごい大声で、「あぁぁぁぁ!!!」と叫んで私のひざを叩くではないですか。
どうせ大したことではないだろうと思いつつ、理由を聞いて、今度は私の顔がひきつる番でした。
なんと父、大事な大事な国際免許を私の部屋に置いてきたというのです(怒)。
ついに憧れの村に行けるという興奮と、初めてフランスを自動車で旅するという興奮とでハイになり、ご機嫌で喋っていた私は、一瞬でムゴンになりました。
宿泊するディジョンに到着後、SNCFの窓口の人にいろいろ調べてもらったのですが、ディジョンから行く場合、ヴェズレーは最寄駅から60キロ(!)、しかもその最寄駅はタクシーがそんなすぐにつかまるとは思えない僻地駅で、日帰りは不可能だということが分かりました。
ヴェズレーに行きたいならパリに戻ってから行くのがベストじゃないかな。ハハハハハハーと能天気に笑う駅員さんたちにお礼を言った後で駅前のレンタカー屋に向かい、日本の免許ならあるんですけどね~と軽く交渉してみたものの、アッサリと断られ(当たり前)、店を出たときはイライラもピークに。
このどこにもぶつけようのないイライラを解消すべく、父の払いで高くてすごくおいしいものを食べることに決めました。まぁこれまでも外食するときは全て父の払いだったのですが、それとこれとは意味が違います。
フレンチ嫌いで、ちゃんとしたレストランにあまり入りたがらない父も、この時ばかりは二つ返事でオーケーしてくれました(笑)。
ディジョン観光局でもらったパンフレットの中から、一番よさそうなところをと選んだのがコチラ。
Le Pre au clerc
ブルゴーニュ公の城館に面した広場にある一つ星のレストラン。
星付きレストランには今まで入ったことがなかったので、これが私の星付きデビューとなりました。
入り口はそれほど高級そうな感じはしなかったので(いい意味で)、完全ドライブ仕様(日焼け止めを塗っただけの完全すっぴん+完全帰国の暁には廃棄が決まっていた安靴&安パンツ)でもいいかなと思いましたが、店内はちょっと気後れしてしまうほど素敵でした。
お料理が来る前のお皿からして、こんなにきれい。
食事はワインがついた昼ムニュを注文(正確な値段は失念しましたが、40ユーロ以下だった気がします)。本当は本場のブルゴーニュワインでやけ酒のひとつでもしたかったのですが、他の二人が乗り気でなく、午後の観光がつらくなると説得されて断念。
先付け
前菜は写真を撮り忘れ。そして、
メイン
私が頼んだ仔牛のレバー
両親の頼んだ魚料理
他の二人が魚だったので、私は肉にしようと決めていたのですが、本日の肉はレバーとサービスの人に言われてちょっとひるみました。鮮度が気になったし(フランスのスーパーでは日本では考えられないくらい古くなった肉が普通に売り買いされています)、臭みを取ったり、レバーをおいしく食べるための手間ヒマを、フランス人がちゃんとかけてくれるか疑わしいと思ったからです。
でも頼んで正解でした。マデラ酒でしょうか。ほんのり甘いソースに半生のやわらかいレバーが合うこと。こんなにおいしいものがこの世にあったとは!
加熱して粉っぽくなったレバーは苦手ですが、絶妙な火加減のおかげでパサパサ感は皆無。しかもレバーが生臭いって誰が言ったんだと思うくらい完璧に臭みが取れていました。お肉特有の重さもないので、かなり巨大だったにもかかわらず、最後までおいしく頂くことができたところもすごい。技アリです。
そして最後のデザート
かなりの量でしたが、食の細い父も完食。やっぱりおいしいものは量も食べられるのですね。
どのお皿も繊細なのにひょろひょろとした気取った料理ではなく、骨太というかしっかりした料理で、そのバランスに感心しました。ディジョンに行くならここはオススメです。
さて、おいしいものを食べて父とすっかり和解した私は(
ご機嫌でディジョン観光をしました(
この日はブルゴーニュ公の城館を利用したディジョン美術館へ。
地方ミュゼにしては大規模で、たくさん展示品がある見ごたえのある美術館でしたが、心に残ったのはブルゴーニュ公フィリップとジャンの巨大な大理石で出来ているお墓と、
なぜベロが出ている!?
「戦意喪失兜」と私がひそかに呼んでいる、まぬけ顔のかぶとの二点のみ。
ヨーロッパ各地にある(アートだけでなく武具や生活道具も展示してある地方Museeがねらい目です)こういう兜を見るたびに、私は思います。
これは、対戦相手の笑いをさそって戦力を減じさせるために違いあるまい、と。
このブルゴーニュ版の兜はやけに目が大きくあいていますが、武具としての効率を考えるならば、急所である目の部分はなるべく覆った方がいいはず。
それにもかかわらず、これだけ目の部分を大きく開けたのは、ふとした時に「あれ?こんなハロウィンのおばけみたいのと本気で戦ってるオレって、おかしくない?」と相手に思わせて、戦意を喪失させるための作戦なのでは…なんて、考えすぎでしょうか…^^;
ちなみに、私にヨーロッパの兜はおかしいと気づかせてくれたジュネーヴの兜はこんな感じの
タレ目がかわいいカブトでした。
ディジョン美術館を出たあとは、マスタードの老舗Maille本店へ。
マスタードの神とおぼしき木彫りが入り口を守る
素敵なお店でした。
マスタードポット
当時は完全帰国に向けて荷物を減らしている真っ最中だったので、お土産を買うつもりはなかったのですが、マスタードポットがあまりにもかわいくて、これよりさらに小ぶりのやつを買ってもらっちゃいました。
日本に帰ってみれば、からしはみんなチューブ入り。
カラシを食べる機会もさほどなく、この時買ってもらったマスタードポットは戸棚の奥で眠ったきりという悲しいオチ付きですが、思い出の品です。
憧れの地にいけなかったのは残念でしたけど
星つきのレストランに行ったのはよかったですねぇ(^^)
さすが、ホント、おいしそうだし!いいなぁ(^¬^)
ライオンのベロ、かぶとの笑顔。。。
ホント面白いですねぇ(笑)
by いとお (2009-08-23 02:55)
おはようございます。
ディジョン・・・そうかマスタードだった。
星つきレストラン、フランスでも盛りが小さいところがあるんだ。
フランス人怒らないの?
面白い兜ですね。もっと強そうにつくればいいのに。
by 京男 (2009-08-23 06:50)
気分転換の早いaiaさんに拍手です(笑)
食べた後は、もうすっかりディジョン観光にひたっているところが、
とっても親孝行。
それだけレストランがおいしかったっていうことでしょう。
私も内臓系は苦手ですが、いいレストランのは違いますよね。
星をとるレストランのシェフのお料理には、高級感となめらかさがあって、
至福を与えてくれますね。
お皿も塩コショウ入れも春がきたようなうきうきするかわいい花の絵ですね。
カブト、こういうユーモラスなのは見たことがなかったです。
by TaekoLovesParis (2009-08-23 09:10)
うーん自分のものは自分で、声出して確認しないと、しかし残念でしたね
前の方が云われたように、次回はご夫婦で各々国際免許を持っていかれるといいですね。
by めもてる (2009-08-23 10:20)
こうしたとき、私はこう考えるのです、
「もしもちちが免許を持ってて運転してたら、事故にあったかもしれないから、
忘れてよかったのかもしれない」って。
残念だったけれど、そう考えると、すこしだけ気軽になるから。
なんていうか … やりばのないイライラをどこかにやるには(T_T)
おいしいごはん食べられて、よかったですね(๑→ܫ←๑)
陶器、わかる!
「かわいい」とおもって、使わないのに、買ってしまう … Orz
by 詩音 (2009-08-23 10:39)
aiaさんの記事、いつもながら面白い~。
ヴェズレーへ行けなかったのは、きっとフランスが「aiaさんにまた来て欲しい~」と言っているのではないかと思いました。
「戦意喪失兜」、笑。確かに可愛い。aiaさんの言われるような狙いがあったかもしれないですね。
by Bonheur (2009-08-23 11:13)
お皿の絵、可愛いですね。それと辛子瓶もいいですね。衝動買いされたのも頷けます。
by アヨアン・イゴカー (2009-08-23 12:24)
こりゃ、ご主人と旅行で来るしかないですね(^^;
aiaさんの機嫌が直って、お父様も少し気持ちが軽くなった
事でしょう(^^)
by どらっち (2009-08-23 12:31)
お父様とのやりとり、楽しく読ませていただきました。
いくつになっても(といってもaiaさんはまだまだお若いですが)娘は娘なんですね。
★つきのレストランでお父様を許すところがかわいらしい。
兜の件、たしかに相手の兜をみて思わず笑ってしまったら負けですね。そこに技術を集中させていたのかも…(笑)
by ランランラン太郎 (2009-08-23 16:13)
>いとおさん
そうですね。終わりよければ全てよしな感じで…^^;
ここのお料理は本当に感動しました。
by aia (2009-08-23 20:51)
>京男さん
こんばんは。
そうです、マスタードの町ディジョンです。
写真では分かりにくいかもしれませんが、このお皿、結構量があります^^;フランス人も文句は言わないと思います。
by aia (2009-08-23 20:53)
>Taekoさん
いや~。
一瞬にして気持ちは煮え立ったのですが、父をネチネチと責めてもヴェズレーに行けるわけでもなし…と気持ちを切り替えることにしました。
と言う割に、1年後にこんな記事を書くってことは、自分で思っているより深く根に持っているのかもしれませんが^^;
星つきレストラン、それまでは特に興味なかったのですが、やっぱりすごいのですね。驚きました。
by aia (2009-08-23 21:18)
>めもてるさん
私が渡仏して2年目に、国際免許の申請は渡仏1年以内と法律が変わってしまったので、私は当時、国際免許は取りようがなく、父に頼んだのでした。これからフランスに行かれる方は、注意してください!
by aia (2009-08-23 21:21)
>詩音さん
そうですね、母もそう言っていました。
フランスは右側通行な上に、久々のマニュアル車で(フランスのレンタカーの大半はマニュアル車です)、父も運転するのが実は不安だったようですし。
陶器、かわいかったです。お気に入りなのですが、お蔵入りです(悲)。
by aia (2009-08-23 21:26)
>Bonheurさん
ありがとうございます。
そうですね、ヴェズレーに今回いけなかったのは、まだまだおいでとフランスが言ってくれているのかもしれません。死ぬまでに行きたいと思います。
by aia (2009-08-23 21:28)
>アヨアン・イゴカーさん
どのお皿も素敵でした~。ついでに言うとカトラリー類も^^
by aia (2009-08-23 21:30)
>どらっちさん
今までに何度も夫を誘っているのですが、残念ながらあまりココロに響かないようで…ここは一人で行くしかないですかね。
まずはオートマ限定を外すところから始めないといけません^^;
by aia (2009-08-23 21:35)
>ランランラン太郎さん
私もかなーりいい年なのですが、父にとっては未だに「小さき者」のようです^^;
ヨーロッパの武器はよく見ると変なところに凝っていて面白いです。
by aia (2009-08-23 21:42)
マスタードのポット、そういえば本店限定の「生マスタード」が数種類あるんですけど、そちらの量り売り分を購入されたのでしょうか?
(私のオススメはシャブリのマスタード、日本風に辛いですが。)
ちなみにマスタードのお店で君臨している方は、なぜかサン・ヴァンサンで、ワインの聖人なんですよー。
フクロウと聖ヴァンサンはコート・ドールのお約束みたいな存在だからって紛らわしいです。
ディジョンのレストランは日本人のキュイジニエが(研修生ではなくて労働許可書付き料理人)働いていたと思うのですが、素晴らしいお店ですよね。
ヴェズレーは町全体が地下要塞として想像以上の規模でそして聖地だけではない何やら意味深長な、なんとも言いがたい存在感があったのが印象的でしたので再び、そして初夏にチャレンジするのがオススメです。
お父様、うっかりはちべえになるほど、親子旅行に心を弾まされていたのですね。
フランスで起こる事件は、あらゆる理不尽に慣れ親しんでいるだけにその後のaiaさんのリアクションが目に浮かびそうです。
サイは投げられた以上、もはや執念で楽しみを勝ち取らねばって気持ちになりますよね。
レンタカーが使えなかった事で、逆に災いから免れたのかもしれませんよ。
by julliez (2009-08-25 12:28)
>julliezさん
荷物対策のため、本店限定のマスタードはなめるだけでお土産用の小さな詰め合わせセットしかかいませんでした。シャブリ、確かにからかった記憶があります。
この木彫りはマスタードではなくワインの神(?)だったのですね~。何でこんなとこに鎮座してるんでしょう^^;
件のレストラン、julliezさんはご存知なんですね。そして日本人がいるとはさすがです。フランスっておいしいものの傍らには常に日本人がいて、わが民族ながら嗅覚のよさには感心してしまいます。
ヴェズレーは私にとって死ぬまでに行ってやるぅと思える地球で唯一の場所です。だったら絶対行こうという母に、あなたの運転が心配と言うと、「だったら巡礼者にまじって歩いていこう」と誘われました。ヴェズレーには行きたいけれど、それは絶対にイヤ^^;
>サイは投げられた以上、もはや執念で楽しみを勝ち取らねばって気持ちになりますよね。
自分ではあまり意識していなかったけれど、確かにそういう感じにしぶとく(?)なったかもしれません。生き抜く力を与えてくれたフランスに感謝です(笑)。なんだかんだで運転に不安があったようで、父はちょっとほっとしていました。
by aia (2009-08-26 19:44)
オチのあるエピソードに笑ってしまいましたが、私がaiaさんの立場だったらどれほど腹が立ったかと思うと、aiaさんは心が広い!と思いました(笑)
いや~しかし、お父様、やってくれましたね^^;
兜も笑いました。あれは完全に「弱そうに見せといて実は!」という作戦ですね!!
by ラン (2009-08-28 19:25)
>ランさん
フランス留学の賜物(?)のひとつに、諦めが早くなったことがあります。
いくら怒ったところで、目的地にはいけない→だったら代替物を見つけて早く気分転換をした方がいい…
という生きるチエを、フランスが私に授けてくれたように思います(笑)。
よく見ると変な武具って結構あるんですよね。パリにあるアンヴァリッドという博物館は、まさに戦意喪失兜の殿堂なので、興味があればぜひ行ってみてください!
by aia (2009-08-31 17:28)