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フランス最後の日々 [暮らし]

久々に、フランス最後の日々の話をしたいと思います。

留学最後の思い出を作ろうと、親子三人でフランス旅に出かけた我われは、ディジョン最終日は聖堂に行き、

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視線の先には…

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こんなものがいたりして

左手でなでると幸せになると言われているふくろうを見て(もちろん撫でもしました)

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(撫ですぎでつるつるです)

曜日限定、要予約(2008年10月)の市庁舎の塔ツアーに参加しました。えらく長い階段を登れば、ディジョンの街並み一望スポット。

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下からだと一部しか見えませんが、ブルゴーニュでよく見かけたモザイク屋根も、上からなら思う存分(?)満喫できます。

さらにもうひとつ別の教会を見学し、食事&お茶をしたあとで、夕方にはパリに戻りました。

懐かしい我が家にて。ゴソゴソと何かしてるなと思ったら…見つけたようです。

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これのせいで旅の大幅な変更を余儀なくされた国際免許。
「ほらやっぱりスーツケースの中だった」って言われても、ねぇ…(汗)。

その後はオペラ・ガルニエのボックス席でバレエを見たり

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それなりにイベントもこなしつつ数日過ごしましたが、やはり基本は帰り支度。壊れているものがないか、汚れているところはないかをチェックする大家さんによる部屋の現状検分Etat des lieuxも一大イベントでしたが(なぜなら凝り性の母が台所の壁を磨き始めたら止まらなくなったから)、一番大変だったのがパッキングでした。

でも、たとえスーツケースの1/2がふさがるとしても、捨てて帰るわけにはいきません↓。

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ベッドサイドの冷たい北壁を2年間守ってくれたシャチくん。
腰痛持ちの夫の抱き枕の代わりも果たしていました。

自力で持ち帰れる荷物は、3人でスーツケースに70キロ+手荷物30キロの計100キロ。

クロネコヤマトで50キロ、郵便局の船便で35キロの本を送ることにしたので、あとの荷物は自分たちで持って帰れるかもとも思ったのですが、母の薦めにしたがって、さらにコリッシモ(絶対に時間通りに着かないことで定評のある郵便局の航空便)で6箱42キロ分の荷物を送ることにしました。

日本からは帰国時に捨てても惜しくない服を厳選して持ってきたので、服も大してないし、あとは日本に帰ってすぐに必要になる可能性の高い本と、郵送が怖いワレモノを3つのスーツケースにつめればいいだけ。

もう少し郵便で送った方がいいのではという両親の忠告を聞き入れず(というのも、大半の荷物は送っていたので、洗濯物を除くと、郵送中に紛失したら本当に困るものとかワレモノしか手元に残っていなかったからです)、プラス5キロくらいは大目に見てもらえるだろうという下心アリで、スーツケースはトータルで75キロちょい、そして手荷物を大目な感じに荷物を調整し(手荷物の重量はMax10キロですが、大きさチェックはあるものの、重量チェックはほとんどされません)、完全帰国に備えたのでした。

(つづく)
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約束の地は不毛の地 [暮らし]

引越しに伴って荷物を整理していたら、帰国後放置してあった荷物から、パリの忘れがたみが出てきました。

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シソ栽培セット。
直径10センチにもならない缶カラに、特殊な土をいれ、タネをまけばシソが出てくるというもの。
土のせいか水のせいか空気のせいか、日本から持ち込んだタネでも、ヨーロッパ育ちのシソは、日本でよく見かける青々としたシソとは違うものに育つと何かで読んだ記憶があったので、試してみようと思って買ってみたのです。けれども冬は全く陽が射さないパリの我が家で植物はムリと判断し、結局このシソくんは開封せずに日本に持ち帰ったのでした。

説明書通りにタネをまき、説明書通り日当たりと風通しのいいところに置き、毎日せっせと霧吹きで水をやること2週間。

生命のきざしが全くありません^^;

条件によっては発芽まで1ヶ月近くかかることもあるので水やりは続けろと説明書にはありますが、3年以上前の種ですし、これだけ見事に生命のきざしがないと気持ちが折れます。

あまりにも殺風景なので、鳥とワニのオブジェを置いてみました。せっかく持ち帰った種が不毛だなんて…。早く芽が出てほしいものです。
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ドナドナ [暮らし]

義父母との旅日記も途中なのに、すっかりご無沙汰してしまいました。

パリはいつのまにかすっかり秋な感じです。日が短くなり、おいしいぶどうが出回るようになりました。去年のものより甘いと思うのは私だけでしょうか?

週に1度の更新を心がけていたこのブログに、これだけブランクがあった理由はひとつ。

最近、現実がバカみたいに忙しい

これにつきます。

実はワタクシ、日本に完全帰国することになりまして。締め切りがひとつ終わったので、ぼちぼち引き上げ準備を始めています。

ちなみに私、引越しにあまりいい思い出がありません。

スイス引き上げの時は、同じ寮に住んでいた、顔見知り程度の日本人の学生さんの郵便受けに、処分に困った食器や砂糖をつっこんで日本に逃亡という暴挙に出ました(一応置手紙はしたのですが、相当びっくりさせたみたいです)。

夫の独身時代の部屋を引き払う時は、わたし何でこんなモン持ってる人と結婚しちゃったんだろう…きれいなドレスを着せてもらって、みんなにキレイだキレイだ言われたのは、あれはほんとに一昨日のことだったんだろうか…なんていう疑問が脳裏をかけめぐる中、深夜に車のタイヤをエッチラオッチラ運んだのがトラウマ一番の思い出です。

まぁ要は、引越しどうこうというより、ギリギリにならないとやらないのがいけないわけで、だから今回はちょっと早めに(といっても某引き上げマニュアルによると標準的なタイミングのようですが)重い腰を上げたわけです。引き上げ準備の第1弾は、ずばり帰国売り。

持って帰らないモノに値段をつけて、写真を撮って広告を載せるというやつを最近は地道にやっていたのですが、実は今日ついに、我が家の一番のオオモノ、勉強机が引き取られていきました。

引き取りに来てもらう前に、コーヒーのしみやらエンピツの跡をごしごし拭き取っていたら、どうしても欲しいからと夫にお願いしてIKEAについて来てもらったこととか(一人じゃ運べないサイズだったんです)、ここで勉強してた日々が次々と思い出されて感傷的に。

新しい飼い主(?)に連れられて、机がいなくなったあとの部屋は…寂しすぎる>_<>_<

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自分の持ちものの中で、コレが一番貰い手がつきづらいと思っていたので、新しい貰い手がついたのはすごく喜ばしいはずなのですが、正直こんなに早くに貰い手がつくとも思っていなかったので、ちょっと寂しくもあり…。

でもこれで、いっきに引き上げムードが高まってきました。新たなトラウマを作らぬよう、ここは頑張らねばなりません=3
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何をおっしゃる うさぎさん [暮らし]

4月からは心機一転、6の倍数の日にブログを書こうと思っていたのですが、12日に旅行に出ていたためはやくも挫折…。思いの他間があいてしまいました。

旅行のことはまたじっくりと書きたいので、最近おこったことを書きたいと思います。

我が家は照明と暖房とコンロは電気、お湯だけガスといううちで、最初に契約するときに、ガスの機械は1年に1度の点検が義務になってるから、そのうち点検の人が来ると大家さんから聞いていたのですが、2006-7年はついに来ず。今年の年明けに、ガス点検と煙突掃除という、どう考えても奇妙な組み合わせサービスをしているという、明らかにバッタもんのお兄さんがやってきたのみという状態で(※ランデヴなしのこういう突撃隊は、ほぼ100%インチキだそうです。絶対に部屋に上げてはいけません)、全く…と思っていたのですが、入居後1年半にして、ついにガス点検がやってきました。

ガスの機械は大家さんのものなので、点検費用も手配も全て大家さんもちだと私も大家さんも思っていたのですが、実はコレ、店子がやらないといけないそうです。点検会社の人に「メンテナンス費用はどっち持ちか」と聞かれたので、そうでないケースもあるとは思うのですが、少なくとも私の場合は、契約書にシッカリそう書いてありました。まぁ、そういうものを読まずに契約書にサインした私も私ですが、把握していなかった大家さんも大家さんだということで、今回は特別に大家さんが払ってくれることになりました(いい大家さんです)。

最初の約束は火曜の午後だったのですが、点検会社から前日になって「やっぱり行けないから次の日にしてくれ」と連絡があり(日本では考えられません)、結局水曜に。そして14時に来ると聞いていた修理の人が到着したのは14時37分でした。

13時50分には、大家さんのお母さん(仏人)と道案内兼通訳の10歳のお子さんが支払いのために来てくれていたので、40分以上待つことに。肝心の検査は10分。しかもそのうちの5分は台所の窓の通風孔のホコリ取りに費やされました(おかげでコンロのや調理台の上がホコリだらけになりました)。

検査の結果は異常なし、ただし通気孔は上だけでなく(台所に窓があるんです)下にもつけろと言われました。

エ、「下」って壁に穴あけるんですか(そんな家見たことないし)?
エ、そんなに(上だけじゃ不十分なほど)ガス漏れするんですか?

検査をして、かえって不安になっちゃいました。最近お風呂に入ってると、ガスの機械がキーキー言ってるのが聞こえるんですが、これってほんとに大丈夫なんでしょうか??
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カエルの子はカエル [暮らし]

先日飛行機に乗った時のことです。
時間ギリギリになって焦るのが嫌だった私は、搭乗手続きを済ませてすぐに税関に向かいました。

シャルル・ド=ゴール空港のターミナル1は、搭乗手続きをするフロアと離陸フロアが違い、歩く歩道を通って上階にある離陸フロア(サテライトといいます)に行きます。

パスポートと航空券を見せて、歩く歩道に乗ったまではよかったのですが、すぐにマイレージカードをチェックインカウンターに置き忘れたかも、と思ったのです。

カバンの中をざっと見た感じではやはりカードがなかったので、もときた手続きフロアに戻ろうとしたのですが、税関フロアには下に下りる階段なり歩く歩道がないんです。とはいえこのまま税関に入ったらもう引き返せないでしょうから、戻るなら今。


フロアを見渡せど、視界に入る下に降りる唯一のルートは歩く歩道(ただしのぼりの)。


…。



……。



前日45分しか寝ていなかったから、判断力が鈍ったんでしょうね。
どういう訳か、その時は歩く歩道を逆走して、下まで行けるような気がしたんです^^;

ということで、のぼってくるお客さんがいない時を見計らって、エイ!と果敢に一歩を踏み出したのですが、これが意外に(パリの観覧車並みに)早い。結局、3歩ほど走ったところでバランスを崩して転び、そのまま床に投げ出されました。片方の靴が脱げて、宙を舞ったほど派手に転んだので、大きな音がしたんでしょうね。歩く歩道に流されてもとの場所まで戻ってきた時に、さっき手前を歩いていたはずのマダムが戻ってきてくれました。

大の大人が歩く歩道を逆走して大転倒だなんて、私もあまりにも恥ずかしかったので、そのマダムを相手に必死に事情を説明すると、「あー、だったらこのフロアのもうひとつ上の階が到着ロビーだから、そこから到着ゲートから普通に出られるわよ。だからもうココは通らない方がいいわ」と言われたので、「そうですね。ここはとても危険だから」と答えると、こらえきれずにマダムも失笑です。

転んでから1時間ほどたってから、飛行機対策にとむくみ防止ストッキングを履きにトイレに行って気づいたのですが、両膝が見事に打ち身になっていたんです。しかも強く打った方のひざは、こともあろうに歩く歩道のベルトコンベア模様でした。

両手がふさがっている時に転んで、皮がえぐれるほど顔面を強打した母親を、幼稚園児じゃないんだからとエラそうに注意したばかりだったのに、まさか自分もだなんて恥ずかしすぎます。

みなさん、シャルル・ド=ゴール空港ターミナル1の歩く歩道には要注意。絶対に逆走してはいけません^^;
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歯磨き粉で手を洗う女 [暮らし]

いつかやるかもなぁとは思っていたのですが、ついにやってしまいました。

左がハンドソープ(Ayuraの化粧水の空き瓶)で右が歯磨き粉。

こんな歯磨き粉は日本で見たことないからと(私は割とそういう理由で何を買うかを決めます)買った歯磨き粉ですが、家に持って帰って歯磨き粉の定位置に置いてみて気づきました。

これ、すごくややこしいかも。

だからちゃんと気をつけていたのに、先日、考え事をしながら手を洗った時についにやってしまいました、歯磨き粉で手洗い。
知ってましたか?歯磨き粉で手を洗っても、全然あわ立たないんですよ。

って全くいらない知識ですね^^;

残念なことに、私は日ごろから割とぼんやりしているの方なのですが、最近はちょっとひどいようです。

今日は買い物に出て、カードで支払いをした時に、カードをカード読み取り機にさしっぱなしで店を出てしまいました。しかもカードを取ってないことに全く気づかなくて、隣でお会計をしていた中学生の集団が走って追いかけてきてくれなかったら危ないところでした。毎日買い物をするわけではないので3~4日気づかなかっただろし、どこでなくしたかも分からなくなっていただろうと思います。ひ~>_<

こんなにハラハラしたのは、2000年にシテ島でクレープを買った時に、現金、トラベラーズチェック、カード、帰りの飛行機のチケットという文字通り一切合財が入った財布を落とした時以来です。この時もクレープ屋に並んでいたお兄さんが私を走って追いかけてきてくれたっけ…。そういうことを考えると、フランス人もなかなか捨てたモンじゃありませんね。

話がずれてしまいましたが、これを機会に気を引き締めなおしたいと思います。

最近疲れてるのかなー。
ガンバレ、わたし。


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小噺☆最強の節約策!? [暮らし]

近所のスーパーで買い物をしていた時のこと。

下を向いてしゃがみこんでいる普通のカッコをしているおじさん(といっても30代後半)がいたのでよく見ると、靴を必死にこすっています。

「買い物にきてふと足元を見たら、靴が汚れてることに気づいたんだね。それにしても靴磨き常備だなんて、用意のいいこと」

なんて牧歌的な話ではありません。

私がいたのでちょっと気まずそうでしたが、おじさんは靴を磨き終わったあとで靴磨きのフタをしめ、さりげなく棚に戻していました。そうです。売り物を利用していたのです^^;

棚の一番前に置いてあるモノは買わないというのは鉄則ですが、今度靴磨きを買う時はちゃんとフタをあけて未使用かどうか確認しようと思いました。

全く。フランスは油断もスキもありません!


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クリスマスの顛末 [暮らし]

荷物騒動は、24日の朝から夕方いっぱい、散々待った挙句に、午前中のうちに荷物はアパートの管理人に渡っていたことが判明するというオチつきでした。

荷物を取りに行こうと管理人室に行く途中に、中庭で近所のスーパーのレジ袋をさげているおじさんとすれ違い、急遽目的地を変更。荷物は明日の方がサンタっぽいしなどと理由をつけ、一路スーパーに向かいました。

買物に出た時間が遅すぎて、何も準備は出来なかったのでシンプルですが、いつもより豪勢な食卓を囲むことができました♪

この日は家族や仲間で集まって食事をすることが多いのでしょう、小さいパックの羊肉が見切り品で半額以下になっていたのですが、シールを貼っている時に間違えちゃったんでしょうね。別に賞味期限直前でないのに半額以下になっているパックを発見!!イヴの夕飯は羊に決まりました。

羊にはタイムがあうようですが、タイムは持っていないので、パセリとバジルバターで。

肝心の肉は見切り品なものの、バターはエシレ(今調べてびっくりしましたが、日本で買うと500グラムで5000円以上するようです)、フライパンはル・クルーゼのグリルパン、塩はゲランドと脇は固めてあります^^;

数日前にBoulanger de Mongeで買ってみた栗粉入りパンがフォアグラとよく合いました。

1人でシャンパンを飲みきる自信がなかったので、乾杯はワインで。

 

白は絶対に北東!と思っていたのですが、最近めっきり寒いせいか、南西側の華やかで明るい白にも目覚めてしまいました。色がかなり黄色いので甘口かと思いきや、濃ゆめの辛口です。ワインバーLe Verre Voleで勧められたグラスワインなのですが、気に入ったのでお買い上げしちゃいました。

ということで、寂しいながらもおいしいイヴを過ごすことが出来ました。

そしてイブの翌々日の今日、ついに荷物をゲットしました。クリスマスである25日は祝日で管理人もお休みだった上に、26日は管理人のおじさんが、夕闇の中、電気もつけずにひっそりテレビを見ていたようで、ドアのチャイムが壊れている管理人室に人がいることに気づかず、受け取りが遅れてしまいました。

遅くなりましたが、荷物の正体は…

 

就寝時着用用靴下&手袋とカード。手足がスベスベになるそうです。冷え性の私にはありがたいグッズです。

送り主は義父母。ありがとうございます<(_ _)>「恋人がサンタクロース♪」ならぬ「姑舅がサンタクロース♪」でした。


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クリスマスの過ごし方☆ [暮らし]

最近スーパーのフォアグラやチョコ売り場周りがやけに賑わっているとは思っていましたが、よく考えたら明後日はクリスマス。そりゃ賑わうわけです。

去年のクリスマスは出張がてら夫が来ていたので、フォアグラとシャンパンで乾杯もしましたが、今年はひとり。

去年コンランショップで買った、我が家で唯一のクリスマス飾りの鳥とボールは、収納ボックスからひっぱり出してきて、窓に飾ってはあるのですが、イマイチ気分が盛り上がりません。


これでもその時お店にあったものの中で、一番人相ならぬ鳥相のよかったやつを選んだんですけれど…^^;

 さて、そんなこんなでいつもと変わらぬ日々を過ごしていた私の留守電に、クロノポストから荷物の配達不在メッセージが残っていました。実家に連絡すると、何も送っていないとのこと。

ドキドキです。

誰かからのサプライズプレゼントなのか(時期が時期だけに♪)、それとも何か内容証明つきの通告書類なのかが分からないだけでもドキドキですが、それよりもまず第一に、悪名高きクロノポストから無事荷物を引き出せるかどうかに私のノミの心臓はドキドキなの。


なぜクロノポストの悪名が高いのかを少し説明しましょう。

フランスの速達便事情は日本とは勝手が違っていて、速達書留小包は郵便局ではなく、クロノポストという民間の配送会社の管轄になります。なので日本のEMS(国際書留速達)扱いの郵便物は、フランスでは郵便局ではなくクロノポストが配達することになっています。

そこで日本の感覚で、クロノポスト=EMSと思ったら大間違い。

EMSは①世界中どこにでも48時間以内に配送、②郵便物が今どこにあるか追跡可能、③受け取りのサインが必要なので、紛失の心配なし!という3点をウリにしていますが、たぶんフランスは「世界外」なんでしょうね。だって、

①何の問題もなく48時間以内に配送されたら、それで1年の運を全て使い果たすくらいラッキー
②配達してないのに不在扱いにするなんてザラなので、追跡機能は無意味
③盗難なんて当たり前
壊れたパソコンを修理に出すために、クロノポストでパソコンを日本に送ったところ、どこかでパソコンが抜かれたようで、日本の修理センターには、何も入っていない空箱が届いたそうです。
④本人確認をしないで適当に荷物を渡すので、サインなんて無意味(待っている荷物が来ないのでクロノポストに問い合わせたところ、すでにもう配達済みと言われて受取証を見たら、全く知らないサインがしてあったなんて人も)

と3拍子ならぬ4拍子そろっている、困った会社なのです。


とはいえドキドキしているだけでは荷物は永遠にやって来ないばかりか、送り返されてしまうので(荷物保管期限が切れる前に送り返されることもザラ)、とりあえずクロノポストに電話をかけてみることにしました。

荷物配達も不在という留守電が入っていたのは、どう考えても21日金曜日なのですが、オペレーターいわく、荷物が配達されたのは19日水曜日17時15分とのこと。確実に家にいた時間です。

郵便受けに不在表が入っていなかったことを考えると、おそらく配達に来ないまま不在扱いにしたんでしょうし、不在扱いにしてから2日後にやっと電話連絡っていうのは速達としてどうよと思うのですが、そんなことをこの国で主張しても時間の無駄。

クリスマスハイで感じのいいオペレーターの機嫌を損ねないように、その件については何も言わずに、週明けに再配達をしてもらうことにしました。

「では18時までに届けることになるけれど、その日は家にいますか?」というので、「はい。じゃあその時間帯はいるようにしておきます」と答えると、ノンノン、そうじゃないとのこと。

荷物は「18時ごろ」ではなく、あくまでも「18時までに」届けられるのだから、その日は配達が開始される朝の8時から18時まで家にずっといないといけないというのです>_<日本ボケしていた私は、てっきり日「時」指定ができると思い込んでいました。

今までにもクロノポストがらみの苦労話はイロイロ聞いていましたが、ほんっっっっっっとに使えません!

別の日にしたところで朝8時から夕方18時までというのはどうせ同じでしょうし、一日中外に出ないことはよくあるので、変更はせずに配達をお願いしましたが、電話を切ってしばらくしてから気づいたんです。

今年の私のクリスマスは、外に出ることもできずにひとり荷物を待ちつつ過ごすということで決定

だということに…(悲)。今年は別に何もなく過ごすんだろうなとは思っていましたが、さすがにまだかまだかと荷物を待って過ごす(←絶対に朝早くになんか来ないと決め付けておりますが^^;)クリスマスはいや。やっぱり別の日にすればよかったのかもしれません。あーあ…。

どうかみなさんは、私の分までクリスマスを楽しんで下さいね☆

Joyeux Noel et Bonne fete!


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本日ガス日につき… [暮らし]

母と夫@出張中が去り、友達とDSと冬の嵐がやってきて、少し早めの大掃除をしてバタバタしているうちに、更新が滞ってしまいましたが、元気にやっています。

こちらに住んでいると、フランスっていいなと思うよりはるかに多くのと同じくらい日本の素晴らしさを痛感することもあります。今朝はそう思うことがありました。

日本に住んでいた時には、それが当たり前だったので、全く意識していませんでしたが、日本人てエラい。これって大発明だと思います↓。

ガスのメーターを部屋の外につける。

というのも、フランスの大抵の家屋では、ガスと電気のメーターが室内についているので、ガス会社と電気会社は気軽にメーターを調べに来られません。

というわけで、どうするかというと、一番初めに契約するときに、担当者に部屋の様子を根掘り葉掘り聞かれるわけです。

-コンロやお風呂、暖房はガスなのか電気なのか

はいいとして、

-何平米なのか
-何部屋あるのか
-各部屋に暖房がついているのか

もまだいいとして、

-何人で住んでいるのか
-各部屋に電球はいくつあるのか
-テレビは持っているのか

なんていう、プライベートなことまで聞かれ、そこから担当者がそのアパートの月々の電気とガスの使用量を推定します。そしてその推定額が定期的に引き落とされるわけです。

当然実際の使用量と推定量には誤差がかなり生じるわけで、それを修正するのが年に二回(地域や建物によって頻度は違います)の電気とガス会社のメーター検針。二度手間なんて言ったらいけません(笑)。

ある日突然、こちらの都合は一切お構いなしに、ガスと電気の会社から、「メーター検針が○月○日の○時~○時にお宅に伺うのでヨロシク」という手紙がやってきます。

とはいえお勤めの人は、メーター検針のために半休を取るわけにもいかないので、当日家にいない人は、電話で自分でメーターの申告をしてもいいし、当日玄関扉にメーターの数字を書いて貼り付けておいてもいいのです。あるいは検針の人が留守宅前に置いていく紙に数字を記入して部屋の前に置いておけば、48時間以内に回収に来てくれます。ただしそれをやると、留守なのがバレてしまうから、空き巣に狙われやすくなるという危険もあるわけですが。

私は前回のメーター申告を電話でやったせいか、「もう1年もメーターチェックしてないし、やらせてくれ」みたいな一言が手紙に添えられていたので、今回は検針の人を待つことに。

朝7時半から9時半の間にやってくるというので、普段の私からしたらかなりありえない時間に起きて待っていたのですが、検針がやってきたのは9時過ぎ。そりゃ指定時間内ですが、だったらもうちょっと長く寝られたのに!!!この5桁の数字のために、今日は4時間睡眠です(涙)。

ガス会社は来年また少し値上げをするようですが、コスト削減のためにも、私の安眠のためにも^^;、声を大にして言いたいです。

メーターは共同廊下につけようよ!


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